2021/03/26 10:36
概要
トーハクの桜 今年も巡ってきました
東京国立博物館は、春の恒例企画「博物館でお花見を」を開催します。本館の各展示室では、絵画や陶磁器など、桜をモチーフにした様々な日本美術の名品に出会うことができます。
美しい作品たちがトーハクの春を彩ります。
※本年は、新型コロナウイルス感染症予防のため、例年会場で開催しているワークショップやギャラリートーク等の関連イベントは見合わせることとなりました。
振袖 鶸色縮緬地桜藤菊尾長鳥模様 (ひわいろちりめんじさくらふじきくおながどりもよう)
江戸時代・19世紀 阿部美代子氏寄贈

小裁の振袖は少女が着用したのでしょう。四季折々の花の折枝をふっくらとした刺繡で表した宮廷好みの意匠です。
唐織 金紅段枝垂桜尾長鳥模様(からおり きんべにだんしだれざくらおながどりもよう)
上杉家伝来 江戸時代・18世紀

唐織は能舞台において、主として女性役が表着に着用する衣装です。刺繡のような風合いの縫取織が特徴です。
源氏物語図屛風(げんじものがたりずびょうぶ)(絵合えあわせ・胡蝶こちょう)
狩野〈晴川院〉養信筆 江戸時代・19世紀

『源氏物語』の一場面から。右隻が絵を批評しあう「絵合」、左隻が春の仏事を行う「胡蝶」。鮮やかな色彩や白く輝く桜が美しい、華やかで春らしい作品です。
日時:2021年3月16日ー4月11日
場所:東京国立博物館
公式サイト:https://bit.ly/2PvDAdy